パパ、ママの皆さん。
チャイルドシートちゃんと使っていますか?
JAFが毎年チャイルドシートの使用についての全国調査を公開しているようなんですが、その調査結果が中々衝撃的な内容でした。
(JAF|交通安全とエコ|全国調査データ|2017年 チャイルドシート使用率データ)
今日はそんな事実を受けて、2歳の娘を持つ僕のチャイルドシートに対する考えを、啓蒙の意味を込めてお話し出来ればと思います。
ちょっと僕は怒っています。
チャイルドシートの着用義務(法的観点から)
何歳まで着用しないとダメ?
根拠法令は道路交通法です。
(道路交通法第71条の3)
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置であつて、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。以下この項において同じ。)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。ただし、疾病のため幼児用補助装置を使用させることが療養上適当でない幼児を乗車させるとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない。
普段、条文なんか読まない人にとっては
つらつら書いててよくわかんねぇ
って感じかも知れませんが、赤字のところだけ読んで貰えればOKです。
で、更に「幼児」の定義ですが
(道路交通法第14条第3項)
児童(六歳以上十三歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(六歳未満の者をいう。以下同じ。)を保護する責任のある者は、交通のひんぱんな道路又は踏切若しくはその附近の道路において、児童若しくは幼児に遊戯をさせ、又は自ら若しくはこれに代わる監護者が付き添わないで幼児を歩行させてはならない。
つまり幼児=6歳未満ですので
6歳になるまでチャイルドシートに乗せることが法的義務としてありますよ
ということですね。
罰則は?
6歳未満の子供を車に乗せるときにチャイルドシートを使用しないと、法律違反になり、違反点数が1点加算されますが、罰金は発生しません。
罰則としては軽い処罰の部類ですが、破って良いものではありません。
親なら子供の安全を第一に考えましょう。
チャイルドシート未使用による事故
警察庁の発表によるとチャイルドシート不使用者の致死率は
適正使用者の約16倍
とのこと。
チャイルドシートの未使用は
事故したら子供は死ぬ
と思うべきでしょう・・・。
自分(ドライバー)は助かって子供と死別
ということも考えられます。
子を持つ親にとって、これ程辛いことは無いでしょう。
事故ならしょうがないこともありますが、
それが自分の怠慢による結果だったら
どうでしょうか?
やり切れませんよね。
2017年チャイルドシート使用率
6歳未満のチャイルドシート乗車状況
(JAF|交通安全とエコ|全国調査データ|2017年 チャイルドシート使用率データより)
たったの6割・・・。
これが僕はかなり衝撃的でした。
4割もの人が子供を明確に危険に晒している事実。
マジかー・・・。
たしかに、
助手席のバカがヘラヘラして抱っこしてるのとか見ますけど、
統計的には結構いるんですねぇ・・・。
年齢層別チャイルドシート使用率
(JAF|交通安全とエコ|全国調査データ|2017年 チャイルドシート使用率データより)
年齢別に見ると、大きい子供(5歳)の使用率が全体の平均を下げる形になっていますね。
「もう子供も大きいし大丈夫」
っていう考えなんでしょうけど・・・
それもどうなんだろ?
だって
法的な義務があるのに、わざわざ破らなくても・・・。
ましてや安全性が高まることは過去から叫ばれているじゃないですか。
うちはまだ子供が2歳なので、5歳児の親御さんの本当の苦しみや大変さはわかりません。
「5歳なんか乗りたがらないんだよ!」
と強く言われれば返す言葉もございません。
しかしながら 一つ言わせて下さい。
僕は子供を愛しているので5歳になっても乗せます
子供をチャイルドシートに乗せるテクニック
元々、今回の記事を書こうと思ったのは、冒頭のJAFの調査を新聞で見たことです。
その中で、チャイルドシートをしない親のコメントで
「子供が嫌がるので乗せれない」
「子供が嫌がるので可哀そう」
というものがありました。
たしかにうちの娘も
すんごい嫌がります
特に朝の急いでる時に限って
すんごい嫌がります
正直言って
イラつきます・・・
それでも我が家は着用率100%を維持しています!
そこで、僕のチャイルドシート乗せテクニックを紹介します。
①家から話しかけながら乗せる
些細なことで良いんです。
「〇〇ちゃん、眠たくない?」
「〇〇ちゃん、パパ好き?」
とか。
なるべく車に乗ることを連想させない会話の方が良いです。
そうすると子供も会話に夢中になって「〇〇だよ~。」とか答えてくれますので、その隙にパパッとシートに乗せてしまいましょう!
パパだけに。
②子供の顔ごと抱きしめて車へ行く
遊びながらでも良いんです。
「パパ、ギュウしちゃうぞ~」みたいなね。
子供が「車に行く」という事を認識する前にパパッとシートに乗せてしまいましょう!
パパだけに。
抱きしめることで子供に安心感と楽しさを与えましょう。
③シート横にお気に入りのぬいぐるみを置いておく
うちではアンパンマン選手が活躍しています。
日替わりでぬいぐるみを変える方が有効かもしれません!
子供にとっても知っているぬいぐるみでも、
「今日はカレーパンマンがいる~!?」
と親が大袈裟にリアクションも子供も喜んでくれるもの。
子育ては照れを捨てましょう。
④小さなお菓子を用意しておく
これは結構奥の手・・・。
多様しすぎると
お菓子をあげないと車に乗らない
という事になる可能性もありますので要注意!
ただ悲しいかな
うちでは効果抜群です
わんわん泣く子供に
「座れたらチョコ食べよっか?」
これで終わっちゃいます・・・。
でも前述の通り、依存して欲しく無いですから、
ホントに奥の手ですし、用意するのはチョコ1個とかです。
⑤仕切り直す(為の時間の余裕を持つ)
これもある意味奥の手。
どうしても嫌がって乗ってくれない。
そういう時は
諦めて家に入る。
・・・
いやいや
「乗せる為のテクニックじゃねーじゃん」
というツッコミは甘んじて受けます。
しかし僕が言いたいのは、
仕切り直してもう一度トライするだけの時間的余裕を持って行動しよう
ということです!
出発しないといけない時間が迫ってる・・・。
でも子供は嫌がって一向に座ってくれない・・・。
そんな状況だから焦るんですよね。
そんな状況だから愛する我が子でもイラついてしまうんですよね。
僕もそうです。
だから時間的制約を取り除いてあげれば、精神的には随分と違うはずです。
そして2回目は案外すんなり乗ってくれたりする謎の事態も発生したりします。
(あれだけ狂ったように嫌がっていたのは何だったのか・・・)
まとめ
おそらくみんなが経験したであろうチャイルドシート乗らない問題。
会話の出来ない頃は本当に疲れると思います。
特に一人で子育てされている家庭は、とても心細いものでは無いでしょうか。
それでもチャイルドシートの着用を諦めないで欲しいです。
法令がどうとかでは無く
自分より大切な我が子を守る為
ただそれだけなんです。
僕の願いはそれだけです。
おわり。