「ファミリー・マン ある父の決断」という映画を観ました。
なかなか感動でした。
あらすじ
腕利きのヘッドハンターとして優秀な人材の引き抜きや仕事の斡旋に誰よりも熱心に取り組み、会社の中でも一、二位を争う業績を上げてきたデイン・ジェンセン(ジェラルド・バトラー)。社長のエド・ブラックリッジ(ウィレム・デフォー)は、彼とそのライバルの女性社員リン(アリソン・ブリー)に、今後の業績次第でどちらかに社長の座を譲ると告げ、2人に更なる発破をかける。ところがそんな折、10歳になるデインの息子ライアンが、急性リンパ性白血病にかかっていることが判明し入院することになった。息子の一大事にも関わらず、依然として仕事に明け暮れているデインに対し、妻のエリース(グレッチェン・モル)は不満を募らせる。妻からの強い要望もあり、デインは仕事の量をセーブし、少しでも息子との時間を持てるよう努力を始めるが、今度は仕事の成績に影響が出てしまい-
amazon/作品紹介より
感想
要約すると
常に仕事優先のバリバリの営業マンが、子供が病気になって、家庭と仕事を天秤にかける
みたいな話です。
まぁ、よくあるやつです。
仕事に明け暮れる親父が「家族の時間を持て」と言う奥さんと揉めて
「誰のおかげで良い暮らしが出来てると思ってんだ!」
的な事を言う、ベタな、ヒンシュクを買うシーンもしっかりありますよ(笑)
ただ主人公のデイン(パパ)は最初っから「思ったよりは」悪い父親で無いように思いました。
ありがちな
「家庭を顧みない父親」
とも言えないでしょう。
子供の事はある程度気にかけているようですし、ちゃんと愛しているようにも見えます。
ただ、激務なだけで本当に時間がとれないって感じ。
(まぁ本人も好きなんでしょうけど)
だから奥さんがチクチク責めてくるシーンは働くパパ目線としては正直
うぜぇ
と思いました。
(日本とアメリカの「家庭」に対する考え方の違いでしょうか?)
しかも機嫌が悪くなって、デインのちょっとしたリアクション一つですぐに機嫌が治る(やけにテンションが上がる)様が僕にはイラっと来ました。
まぁデイン自身についても、営業手法とかは汚ねえ奴でしたけどね。
なんかこのへんは僕が営業職じゃないので、余計に共感でき無かったなぁ。
まぁ、個々のキャラクターにちょっとしたクセを感じつつも、全体としては感動的な作品でした。
あくまでベタなストーリーだけどね。
僕がこの映画で気に入ったのは
・子供に対しても仕事に対しても、考え方の変化が徐々にだった
(急に変わられてもご都合主義感?を感じてしまう)
・良くも悪くも「因果応報」を感じさせされる
・子役が可愛い
ですかね。
小学生ぐらいのお子さんがいるご家庭は、夫婦で観て欲しい映画です。
僕は本作を借りてきて、奥さんに観ようぜ~と誘ったら
「眠い」
と断られました。
結果
おじさん、深夜2時に一人で観て泣いていました。
おしまい。