映画「21グラム」を観た感想です。
映画のあらすじ
大学で数学を教えるポールは余命1か月と宣告され心臓のドナーを待つ日々。また、夫と二人の幼い娘と幸せな生活を送るクリスティーナ。一方、前科を持つジャックは、神への信仰を生きがいに妻と二人の子供と暮らしていた。だが、ジャックが起こした悲劇的な事故をきっかけに、出会うはずのない3人の運命が、思いもよらぬ結末へと導かれていくのだった。
「21グラム」の意味
アメリカの医師ダンカン・マクドゥーガルの実験から
「人間の体重は死んだら21グラム軽くなり、その21グラムが魂の重さである。」
という説があります。
(ただの死後による発汗、等の否定的な説が多いそうですが)
何故か僕はこれ知っていました。
だから「魂がテーマの映画かな?」ぐらいは予想できました。
何で知ってたんだろ?
鋼の錬金術師とかで言ってたっけ?
僕の知識なんて漫画から仕入れたものが多いので。
▼名作!▼
落ち着いて観たい
先に総括的な感想を言っちゃいますが、
僕はイマイチだったなぁ・・・。
いや、映画のテーマとか物語としては良いと思いますよ。
残酷な運命の元凶?
誰が悪いのか?
誰かを恨むべきなのか?
考えさせられる映画でした。
むしろ物語としては好きです。
僕はどうしても本作の構成が受け付けませんでした。
本作は時系列を何度も交差させる構成で話が進みます。
(別に話自体は複雑では無い)
それがとても印象的なのですが、最後まで観て結果的に、
この交差させる構成になんの意味(効果)があるのかがわかりませんでした。
なんでしょうね。
オシャレぶりたいんですかね。
序盤は良いんですよ。
あぁこの構成が、後にピースがハマって面白くなるんだな
と思うわけですよ。
でも中盤ぐらいで話の全貌が大体わかるんですよ。
なのに終盤もちょこまか時系列を交錯してくる。
もういいから落ち着かせて見せてくれ
と思うんですよ。
個人的にはじっくり話を見せる方が良いと思うんだけどなぁ。
登場人物があんまり好きになれない。
なんかね~、登場人物全員好きじゃない。
みんな悩んでて、必死で生きてるんですよ。
でも好きになれない。
どんな人達かと言うと・・・
①妻に隠れてコソコソ隠れて煙草を吸う奴
(バレても悪びれもしない)
②中絶経験を旦那に隠していた奴
③宗教、信仰に異常に傾向している奴
④自分の家庭だけを考えて犯罪を隠蔽しようとする奴
⑤ドラッグ漬けの奴
(これは事件のせいなら已む無し。でも若い時にしてた?)
⑥罪の意識から子供を置いて出ていく奴
⑦惚れた女の復讐を買って出る奴
とかね。
誰が誰とは言わないけどね。
特に⑦がすっごい気持ち悪い。
なんかね
頭の悪いヤンキーが
彼女が「気に入らない」と言うクラスメイトに
イチャモンつけに行く
みたいな感覚。
相手からしたらお前関係無いやろ
って話。
何イキって出張って来とんねん、と。
う~ん、ネタバレが怖くて書きづらい(笑)
終わりに
そんなこんなで個人的にはイマイチで、もう一度観たいとは欠片も思わない本作ですが、amazonでレビューを見ますと中々高評価でした(笑)
(2018.06.28時点でレビュー131件、平均☆4!)
まあ僕は登場人物の悪口も書きましたが、正直そこはあんまり問題じゃないです。
やっぱり物語の構成が受け付けなかった結果です。
なんしか、一度皆さんの目で観て、よければ感想を教えて下さい。
頭の悪いヤンキー感に共感して貰えたら嬉しいです(笑)
おわり。