(C) 2011 SNOOT ENTERTAINMENT, LLC
この映画はどういう鑑賞ををすれば良かったのか。
ハラハラドキドキのサスペンスを期待してたんですが、イライラムリムリしてたらそのまま終わっちゃいました。
これはオススメ出来ない。
あらすじ
両親の結婚35周年を祝うため、兄弟達とそのパートナー達が一家の別荘に集まります。
パーティの最中、突如外から何者からかの矢が放たれ、長女エイミーの彼氏タリクが殺害されます。(彼女の両親を祝うパーティーというクソ面倒臭そうなイベントにしっかり参加するもパーティー中に性格の悪い長男に仕事をディスられ開始30分で殺害されるタリクまじ可哀想)
パニックに陥る家族達の元にに動物のマスクをかぶった不審者たちが侵入し、次々と家族が襲われていく。
主人公のエリンを中心に閉ざされた別荘での侵入者との戦いが描かれます。
侵入者達の目的は何なのか!?
登場人物
エリン(シャーニ・ヴィンソン)
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本作の主人公。舞台の中心となる一家の次男坊クリスピアンの彼女。
物語冒頭はちょっとアホっぽい子だなぁと思ったけど、彼氏の家族に自然に愛想良く出来る姿は素敵な女の子。他の女が感じ悪すぎて余計にね。
文学専攻の修士課程最終年だそうです。
パーティーに招かれたが為に凄惨な事件に巻き込まれる可哀想な子。
しかし実は、子供の頃に父親からサバイバル術を叩き込まれたスーパーガール。
ARMSかよ。
クリスピアン(A・J・ボーウェン)
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一家の次男坊。エリンの彼氏。デブと言われることを極端に嫌う。いや、お前デブだろ。
どうやら小さい頃から長男にいじめれていたようで、フランストレーション溜まりまくりなんでしょう。そこは同情。それにしても彼女を家族のパーティーに呼んどいて、長男の挑発にあっさり乗って雰囲気ブチ壊す様はクソデブ達磨。彼女の気持ち考えろよデブ。
エリンは彼のどこに惹かれたんでしょうか。
ドレイク(ジョー・スワンバーグ)
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一家の長男。すごいイヤな奴。
年長者とは思えない小物っぷり。食事の席で長女の彼氏の仕事をバカにし、次男を挑発する。こいつのせいで兄弟全員ギスギスしてるんだろなぁ。
ちなみにこいつの嫁さんもエリンを小馬鹿にしてて感じの悪いやつ。まぁ似たもの同士ですかね。
侵入者
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突如として現れた殺人鬼。一人かと思ったらワラワラと出て来ました。数はいるんだけど全員がちょっと頭が悪いので笑笑。いや、笑えねえわ。
前半は一家を除々に追い詰めて「何だ?こいつらは何が目的なんだ?」という怖さは多少ありましたが、よく考えれば皆が無警戒の時に全員で制圧すれば良かったよね。
変なの。
感想
所謂『B級スプラッター』ってやつなんでしょうが、B級にも届かないC級スプラッター。
動物の仮面を被った殺人鬼が武装して家族を襲っていきますが、何故簡単に勝てないのか。物語の都合上、敢えての部分はわかりますが、マヌケ過ぎて違和感しか…。
殺人鬼が悪戦苦闘する要因は、主人公のエリンが何故か父親からサバイバル術を叩き込まれており戦闘術、トラップを駆使して戦う戦闘員だからなのですが、そのエリンもご都合主義の爪の甘さが更に興冷め。めちゃくちゃ強いなら強いでセガールばりに強くて良いんですけど、すごく中途半端な感じ。機転を利かせて『何とかギリギリで勝つ』とかでも無く『何故か強くて簡単に勝つ』時と『何故か注意力が無くてピンチになる』時がグチャグチャで…。二重人格かよ。
終盤の戦闘曲も雰囲気に合ってなさすぎて僕の感情はもう置いてけぼり。デデデデデデデデデ♪じゃねぇよ。
このあたりから「あれ?これコメディ映画なのか?」と混乱していた。なんかアレだ。シャインニング観た時の感覚だわ。
おわりに
ドキドキのサスペンスが観たい人は絶対観ない方が良いですし、コメディ映画が観たい人なんかかったるくて観てらんないですし。これどういう層の方が喜ぶんでしょうか?
鑑賞し終わってそんな感想だったんですが、ネットで評判を見るとそこまで悪くない…。僕がズレてんですかね?是非皆さんの感想を聞かせて欲しいです。
面白くないけど。