みんな集まれ半蔵門

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「明けましておめでとうございます」で顔真っ赤

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明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします!


って言うのが恥ずかしい。

 

いや、文字のするのは簡単。打つだけは簡単。でもこれを言葉として発するのってめちゃくちゃハードル高くないですか?
34歳にもなって何を言っているんだという声もわかってる。でも毎年毎年毎年毎年毎年ホントうんざりしませんか。

 

形式的に言わざる得ないのが職場での初出の日
事務所の扉を開けて開口一番

「おはようございます!」
「明けましておめでとうございます!」
「今年もよろしくお願いいたします!」

 

まーず長いのよ。

 

長い且つ、社会にテンプレートを言わされているだけのおじさんと、テンプレートを言い終わるの待たされた挙げ句「明けましておめでとうございます」「今年もよろしくお願いいたします」返しを強いられおじさん。
どんな矛楯だ。
どっちも負けているじゃあないか。
何なんだ、毎年毎年全国各地で繰り広げられる地獄は。

 

何が一番問題か考えてみると、この「言葉」に僕の気持ちが1ミリも乗せることが出来ないからだと思うんですね。

「おはようございます!」
これは良いじゃないですか。朝の挨拶って大事ですよね。言われても気持ちが良いじゃないですか。僕は全く体育会系で育っていないんですが、のそっと無言で事務所入ってくる奴ってノーサンキューです。


「今年もよろしくお願いいたします」
これも良いですよね。言葉自体は形式的な感じですが、今年も一緒に部署を盛り上げていきましょう!良い会社にしていきましょう!って気持ちはあるわけでね。むしろ「おはようございます」より想いのこもった言葉が出てきますよね。

 

「明けましておめでとうございます!」

 

はぁ?

 

何だお前は。
言葉を舐めているのか。

この古来より続く「明けましておめでとうございます」がアップデートされていないのが最大の問題ですよね。そもそもは無事に年明けを迎えられたことを祝う言葉であったり、年神様をお迎えするとかいう意味だったと思いますが、現代ではほぼほぼ無事に年を明けられる確率の方が圧倒的に高いわけですし、神様ご先祖様に感謝だとかも意識していませんし。
めちゃくちゃ形式的な言葉でしか無いと思うわけです。

 

そして職場より問題になるのは親戚との正月。

僕の心の拠り所である「今年もよろしくお願いいたします」すら牙を剥く。
毎年何の絡みも無いの相手に今年は何をお願いするというのだ。
別に仲が悪いわけでも無くとも、年始にしか顔を合わせないわけですから「今年もよろしくお願いいたします」への想いが破綻するんですね。
辛い。
なぜ年明け早々、そして毎年確定イベントとしてこんな辛い思いをしなきゃならんのだ。
教えてくれ。俺たちは、後何回心を殺せばいい。俺は後何回、「明けまして」と「ことよろ」を言えばいいんだ。

学校教育で組体操を無くすとか徒競走に順位を付けないとか、そこか?と思う旧体制をアップデートする前に元旦の挨拶をどうにかして欲しい2022年。
元号表記も無くして欲しいね。換算面倒なだけだろ。

 

僕はそんなことを思いながら、今月中は親戚や同僚、取引先に言い続けるのだろう。

 

明けましておめでとうございます(棒)。