「プリズナーズ」という映画を観ました。
あのね
めっちゃおもろい。
もうね、
2018年一番面白い映画。
最低でも2回は観たくなる。
そんな映画。
あ、公開は2013年だそうです。
(めっちゃ前やん)
ていうか有名な作品なんですね。
あらすじ
ペンシルヴェニア州で小さな工務店を営むケラー(ヒュー・ジャックマン)の幸せに満ちた日常は、何の前触れもなく暗転した。
感謝祭の日、6歳の娘アナがひとつ年上の親友と一緒に外出したまま、忽然と消えてしまったのだ。
まもなく警察は青年アレックス(ポール・ダノ)を容疑者として拘束するが、自白も物証も得られず2日後に釈放。
刑事ロキ(ジェイク・ギレンホール)の生ぬるい対応に不満を隠せないケラーは、アレックスがふと漏らしたひと言から、
彼が犯人だと確信し、自らの手で口を割らせようとする。
最愛の娘を取り戻したい一心で、法律とモラルの一線を踏み越えていく父親。
粘り強い捜査によって、新たな容疑者の存在を突き止めていく刑事。
もがけばもがくほど混迷が深まるこの難事件の背後には、想像を絶する闇が広がっていた…。
Amazon[内容解説]より
感想
暴走するウェポンX
映画に疎い僕でも知ってるぞヒュー・ジャックマン!
X-メンでウルヴァリンを演じてきた男性ホルモンの塊のようなナイスガイですよね。
そんなヒュー・ジャックマン演じるのが、娘思いの父親ケラー。
しかし、ある日娘が姿を消してしまう・・・。
そして娘を助けるためにトンデモない行動に出るケラー。
でもね、僕も娘が急にいなくなって同じ状況に立ったら、
同じことをすると思います。
いや、絶対する。
ケラーと気持ちがシンクロしすぎて、鑑賞中辛い辛い・・・。
娘のことで頭がいっぱいで刑事のロキにめちゃくちゃな要求をするケラー。
というかロキ刑事に対して終始鼻息の荒いケラー。
そしてロキ刑事にめちゃくちゃウザがられるケラー。
どっちの気持ちもしゃーない。
トンデモ行動に出るケラーですが、彼は野性的身体能力も超絶治癒能力も無い、ただの髭の濃いいおじさんなのです。
だからトンデモ行動を行いながらも、法律や良心の呵責に苛まれるおじさん。
(野性的身体能力と超絶治癒能力があっても解決する事件ではありませんが)
それでも娘の為に心を鬼にして突き進みます。
賛否両論ある行動かも知れませんが、僕は全面的にケラーを応援していました。
実質こっちが主人公じゃん?
僕はこの作品を観るまで、ロキ刑事演じるジェイク・ギレンホールという俳優を知りませんでした。
ジェイク・ギレンホールという名俳優を!
(観終わった後の感想)
物語冒頭に出てきた時は
ギラギラしたマルフォイみたいな人だなー
ぐらいにしか思っていませんでした。
ところがどっこい
めちゃくちゃかっこいい。
間の取り方というか、空気感というか、鬼気迫る表情というか。
冒頭はあまりやる気の無い刑事なのかなぁとか思っていた(ケラーにうんざりしたり)けど、めちゃくちゃ捜査にひたむきな刑事役でした。
ていうかめちゃくちゃ有能な刑事だった。
息もつかせぬ展開!
本作は手からアダマンチウム合金が出てきたり、目から破壊光線が出たりするド迫力映画ではありませんが、とにかく次から次へと目の離せない展開に引き込まれます!
事件解決の糸口!?
と思う度に裏切られ、
また光が射して来た!?
と思ったら振り出しに戻り・・・
早く娘と会わせてくれ(泣)
となることうけあい。
ゾクゾクする伏線回収
本作は伏線回収が気持ち良い作品でした。
でもその伏線はいやらしく無く、自然に、必然に用意されているようで、全く鼻につきませんでした。
そして作中に散りばめられている伏線が回収されるにつれて「事件」の捜査が動くことはもちろん、その伏線達がこの映画の「テーマ」を浮き彫りにさせてきます。
あ、そういうテーマの映画なんだ!
と気付き、ゾクっとしました。
そして同時に「プリズナーズ」というタイトルに納得するのです。
おわりに
僕は観終わってからすぐに2回目を観ました。
伏線とかテーマを認識したうえで2回目を観ると「これもそういう意味だったのかー」とか思えます。
ロキ刑事の登場シーンとか・・・。
娘のいるお父さんは超胸の苦しい映画ですが、超オススメ作品です!
ちなみに僕は観終わってBlu-rayを注文しました。
これは手元に置いておきたい!
おわり。