先日、長女と二人でとある公園に行ったんですよ。
その公園は僕も小さい頃、親に連れられてよく遊んだ公園だし、まだ出会っていないものの、奥さんも小さい頃によく遊んだ、馴染みの深い地元の公園。
夏には放水がされ、水遊びの出来る小川が出来るんですよ。
そんな思い出深い公園なので、やっぱり娘と行きたいと思うもの。
そんなわけで長女とテクテク歩いて行くことに。
道中
「抱っこ!」→「歩く!」
の無限コンボで公園に着く頃には僕のライフはゼロでしたが・・・。
公園の入口に、男の子とお父さんの親子二人の後ろ姿が見えました。
男の子は小学3年生ぐらいでしょうか。
半袖半パンにキャップを反対にかぶった、わんぱくスタイル。
お父さんは40歳ぐらいでしょうか。
半袖半パンにサンダルを履いた、休日スタイル。
休日に親子で公園、良いじゃないですか。
うちもですよ、うちも。
勝手に親近感を湧かせていました。
虫取りかな~?とか思いながら見てたんですが、虫網も虫カゴも持ってなさそうなので、どうやら違う様子。
突っ立って何してんだろう?と思ってたんですが、すれ違いざまに見えたんですよ。
二人の手に握られた「ポケモンGO」を。
そっちかー。
そっちの虫取り少年かー。
しかも親子で。
何でしょうね。
虫取りの代わりにキャタピーとかゲットしてるんですかね?
ストライクとかかもしれませんね。
あ、僕の知識は「ポケットモンスター緑」で止まっているので悪しからず。
しかしなんだかなー。
批判するつもりは全く無いんですけど、何だか寂しく感じましたね。
公園に来てバーチャル虫(ポケモン)かぁ、と。
(いつもそうでは無いと思いますが)
「子供の興味あるものに寄り添って、共に時間を過ごすお父さんの姿勢は素敵」だとは思うんですがね。
でも何か寂しいな、と。
走り回って虫取りして欲しいな、と。
虫にとっちゃエライ迷惑ですが。
色んな昆虫の絶滅というニュースは見ますが、ポケモンGOは虫取り少年という種を絶滅させるかもしれませんね。
しかしあれですかね、なんでもバーチャルになってしまうんですかね。
僕も男の子が産まれていたら憧れていた「親子でキャッチボール」もスマホをスワイプしてボールの投げ合いするアプリで遊んだりするんですかね。
うーん、売れなさそう。
それじゃあ、位置情報とARを使って、全国それぞれに所縁のある野球選手と対戦できるアプリはどうでしょうか?
所属球団ではなく出身地とか。
上原選手と対戦したければ寝屋川まで行きましょう。
菊地選手と対戦したければ盛岡まで行きましょう。
メッセンジャー選手と対戦したければネバダまで行きましょう。
・・・
あれ?
これ売れるんじゃない?
権利の関係でプロ野球選手が難しければ、ご当地っぽいキャラと対戦できるとか…
名古屋では味噌沢 外郎(みぞわ ういろう)選手と対戦できるとか!
(本気)
アプリの名前は「野球者(ヤキュモン)GO」とか・・・。
話がそれました。
そんなポケモントレーナー親子を後にして、僕達は公園の小川に着きました。
娘も喜んでる。
良かった良かった。
そんな感じでほのぼのしてたんですが、公園の様子に違和感があったんですね。
人は結構いるのに子供がいない。
公園なのに大人ばかり。
何故か集団でいる。
で、気付いたんですよ。
みんなポケモンGOしてる!
僕はポケモンGOしてないんで、よくわからないんですけど、何かのイベントでしょうか??
今日はここにルギアが出没するんでしょうか?
(ルギアですら名前しか知りませんが)
すげーなポケモンGO。
大人達をこんなに魅了するなんて。
しかしなんですね。
公園で普通に遊んでいる僕達が少数派ですよ。
え?なんでポケモンしてないの?
みたいな。
なんか異様な雰囲気。
別に良いんですけどね~。
子供の遊び場は侵さないで欲しいなぁ。
僕がポケモンGOしてないから余計に思うんですかね。
そんな現代の遊びに寂しさを覚える休日でした。
おわり。