日本が誇るスーパー健康食品「納豆」。
栄養価が高いうえに、なんでもダイエット効果も高いらしい。
・納豆の大豆たんぱく質によって脂肪燃焼効果アップ
・大豆イソフラボンによって脂肪の蓄積を抑制
・納豆菌によって腸内環境改善
だとかで、とにかくダイエットにピッタリな食品だそうな。
そんな納豆に「キムチ」を加えた「納豆キムチ」が更にダイエット効果を高めることが出来るそうな。
キムチに含まれるカプサイシンが・・・
とか、色々あるんですが、兎にも角にもデブは納豆キムチを食えというわけでして、年末年始(というよりその前から)でデブの領域に足を踏み入れつつある僕にとっては必要不可欠な食品なのです。
僕は定期的にこの「ダイエットしな」期が来て納豆キムチダイエットを試みるんですが、毎回挫折するんですね。
何故なら納豆が苦手且つキムチが苦手というタイプのポケモンなんですね。
効果は抜群だ。
ダイエットサイトに「納豆が苦手な方でもキムチの味で美味しく食べれる」みたいなことを書いてたりするんですけど逆効果なんです。
鬼に金棒。虎に翼。ジャッキーに椅子。家康に本田平八。承太郎にスタープラチナ。
食べれないわけでは無いんですが、美味しく頂けなくて。
なので長続きするわけないんですね。納豆好きな人が羨ましい。
そんな僕に魅力的な商品がテレビに映っていた。
それは「むしろこれ焼肉ですよ!」と謳われている焼肉味の納豆。
「これならいけるかも知れない!」
研究チーム(1名)は希望の光に湧いた。
しかし、研究チームは厳しい現実に直面する。
どうにも近所のスーパーに売っていないのだ。
研究チームは項垂れ、絶望した・・・。
しかし研究チームはこの商品からヒントを得る。
結局タレが美味いものをブチ込めばなんとかなるのでは。
「安い焼肉なんぞ結局タレが美味いだけ」という格言もあるぐらい、焼肉のタレというものは単騎で高い戦闘力を持つ兵士だ。
僕は普通の納豆に焼肉のタレを垂らし・・・食した。
そしてその味は。
納豆に焼肉のタレ垂らした味だった。
ダメだった。
これじゃあとても毎日は食べられない。
そして僕が次に試したのは「うなぎのタレ」だ。
「うなぎが美味いって言ってるやつは結局タレが美味いだけ」という諺もあるぐらい、うなぎのタレというものは魅惑の味を持っている。
僕は普通の納豆にうなぎのタレを垂らし・・・食した。
そしてその味は。
納豆にうなぎのタレ垂らした味だった。
ダメだった。
これじゃあとても毎日は食べられない。
絶望したまま、そして太ったまま・・・月日が流れたある日。
僕は出会ったのだった。
焼肉納豆に!
そしてこれは運命か。
うなぎ納豆も販売されていたとは!
皆考えることは同じだということか。
僕は逸る気持ちを抑えながら帰宅し、念願の焼肉納豆を食した。
そしてその味は。
焼肉っぽい味の納豆だった。
ううぅーん。っぽい。っぽいけどなー。
「もうこれ焼肉じゃーん」とは言えない。
市販の焼肉のタレをぶっこむより調和は取れてる感じはします。納豆自体何か違うのでしょうか?タレが納豆に合うようになってるのかな。
何にせよ、納豆苦手派からすると「これならヘーキヘーキ」までには至らない感じかな。
こうなってくると残るうなぎ納豆に賭けるしかありません。
恐る恐る。
僕のこれからの残りの人生、デブのまま過ごすか、ananの表紙を飾るかの瀬戸際。
僕は人生の全てを懸けてうなぎ納豆を食した。
そしてその味は。
納豆にうなぎのタレ垂らした味だった。
えぇー。
まんまそれやん。
前自分で作ったやつ。
こうなってくるとやっぱり「焼肉納豆」の完成度って高かったんだと思わされる。相対的に。
ここで皆さんに、改めてこの2つの商品のパッケージを見比べていただきたい。
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お気付きだろうか。
そう。
焼肉納豆には「もはや焼肉!!」の文字が。
焼肉納豆だけ、である。
つまり、製造元であるミツカンでも
「うーん、このうなぎ納豆は決してうなぎでは無いよねぇ。!マーク2つ付けれないよねぇ。」
と認識している商品なのだ。
知らんけど。
あぁ、うなぎ納豆よ。
なんと罪深い納豆だ。
うなぎといえば浜松。
浜松といえば家康。
天下を取れる味になって帰ってくるのをお待ちしております。
太ったままで。