超有名なファストフードチェーン店「マクドナルド」。
マクドナルドの呼び方が関東では「マック」、関西では「マクド」と地域によって違うってのはこれまた聞き飽きた程に有名ですよね。僕は生まれも育ちも関西なので当然に「マクド」と呼ぶんですが、子供の頃はそんな違いが世間に存在なんて知りもしませんでした。なんだったら全てのハンバーガーショップ=マクドと思ってましたからね。
そこで今回の主役となるバーガーシティの思い出を語りたいと思うのです。
バーガーシティってなんぞ?
みなさん、そもそもバーガーシティってご存知ですか?
バーガーシティは、かつて日本にあった中堅ハンバーガーチェーン店である。本社は大阪府豊中市に所在していた。
同チェーンは主として近畿地方を中心に鉄道駅駅前や、テナントビル内などにおいて展開し、小面積の店舗を多数抱えて1980年代前半~半ばにかけて急成長した。
元々はフランチャイジーに対し、大手チェーン店では当時難しかった小スペースでも開業できることを謳っていたこともあり、店内が非常に狭いという店舗が多かった。
接客カウンター部が5坪あるかないかというような店もあったなど、多くの店舗が実質テイクアウト専門に近い形態で営業していた。
マクドナルドやロッテリアなど大手チェーン店がハンバーガーを1個200円で販売していた時代に、同1個100円という超格安で販売したことで更なる注目を集め、全盛期には「百円満点、バーガーシティ」というキャッチフレーズを入れたテレビCMも積極的に放映していた。
「やっぱり」という感じはしますが、結構ローカルなお店だったんですね。Wikipediaの情報からすると近畿以外の方は知らないかもですねぇ。リアルタイムでお世話になってたお店だけど『「百円満点、バーガーシティ」というキャッチフレーズを入れたテレビCM』なんか1ミリも知らんぞ。
youtubeに挙がってたCMにも確かにチョロっと記載はされてるね。
ハワイ旅行があたることしか印象に残らんCMだけれども。
バーガーシティの思い出
田舎には珍しいハンバーガショップ
僕のじいちゃん家のすぐ近くにバーガーシティが1店舗あったんですよ。徒歩2分ぐらい。
実家とじいちゃん家は車で15分位の距離だったんで、小学校にあがる前は結構な頻度でじいちゃん家に遊びに行っていました。そこでお世話になったのが 「百円満点、バーガーシティ」です。ごめん、無理やり言ってみた。
じいちゃん家周辺は今でこそポツポツと開発が行われて買い物が出来るような店も増えてきましたが、僕が子供の頃は本当に何にも無かったんですよね。周辺に何があったか思い出そうとしても寂びれた駄菓子屋と寂びれた八百屋と寂びれた床屋しか思い出せない。いや、実際にそれぐらいしか無かったはず。
そんな田舎に何故かあったのがバーガーシティだったんですね。
じいちゃん家の近くにはマクドは無くて、車で15分離れた実家の更に15分走ったあたりにマクドはあったんで、僕は一応両方を経験してたんですが、子供の頃はどっちもマクドだと思っていました。
子供の時って同業他社とか感覚ないでしょ?「じいちゃん家行った時はハッピーセットじゃないなぁ」とか思ってたぐらい。
コロナ需要に対応したテイクアウトシステム
いや、今思えば…ってだけだけど今の世の中ならマッチするなぁ、と。
店が狭くて、客席が6席ぐらいしかなかったんじゃないかな?店内で食べたのは2回ぐらいしか記憶にありません。
なので基本テイクアウトでの利用なんですけど、事前に電話注文を受け付けてて、店頭ですぐに受け取ることが出来るようにしていました。
フランチャイズながらも、田舎の店舗ならではのサービスだったのかも知れませんが。
守られない提供時間
いきなりさっきの話を否定するんですけどね。
電話注文して「何時に出来ます」って言われて取りに行くんですよ。ほぼ100%うちの母親が歩いて取りに行ってました。
さっきも書きましたけど、じいちゃん家からバーガーシティは徒歩2分ぐらいの距離なんですね。つまり往復4分。受け取ってお金払って~を考えても、6分あれば帰ってこれるはずじゃないですか?でも帰ってくるのに15分位かかる時があるんですよね。
うん、たぶん来るまでに作ってなかったと思う。
電話注文の意味(笑)
ちなみにこのお店は50代ぐらいのご夫婦2人で経営されてたので…まぁご愛嬌ですね。
うちのオカンは毎回怒ってたけど。
今日もプレーンシェイク
バーガーシティにはシェイクも販売していました。マクドならマックシェイクですが、バーガーシティは何か名前あったのかな?知っている人がいたら教えて下さい。
そのシェイクには味が何種類か選べて、僕はずっと「チョコ」を頼んでたんですね。で、バーガーシティのシェイクは、プレーンのシェイクに自分で小袋に入ったフレーバー(シロップ?)を入れるんですよ。
だから僕は母親がテイクアウトして来てくれた袋からチョコのフレーバーを探すんですけど…まぁー高確率で入ってないんだよね。冗談抜きに3回に1回は入って無かったんじゃないかな。
それで毎回母親が怒りの電話をするんだけど、別に持って来てくれるわけでも無く、ただ母親が店に取りに戻ってくれるという…。
ソースのバランスは博打打ち
僕がシェイクと共によく頼んでいたのはテリヤキバーガーでした。テリヤキ味って子供好きだよねー。でも、このテリヤキバーガー注文時にもトラブルが多くてですね…。
それはテリヤキソースの量が毎回バラッバラということです。バラバラじゃないです。バラッバラ。
「え~全然ソース付いてないやん」ならまだマシで「うん、ソース塗り忘れてるわ」っていう時もありましたからね。
あまりにそんな状況が続いたもんだから、母親が電話注文の時に「最近テリヤキソースの量がめちゃくちゃ。入れ忘れてる時もある!」と文句を言いながらテリヤキバーガーを注文した日があったんですけどね、その日母親が持って帰って来たテリヤキバーガーはギットギトにテリヤキソースでまみれていました。バーガーの包装が黒ずんでたからね。
何これ、アメリカ仕込の報復テリヤキ?
おわりに
そんなわけで、バーガーシティの思い出というか僕のじいちゃん家のバーガーシティ特有の思い出という気がしないでもないが、振り返ってみると不思議な魅力があるお店だったなぁと思います。
ちなみにフレーバー忘れも異常なソース量も、悪意は無いはずですのであしからず!
気の良いおじさんおばさんでして。ただただ忘れっぽくて加減がわかっていないだけ。
でもわからないことが一つだけあるんですよね。
よくオカンはあれだけ怒りながら利用してたなーと。
ふしぎ。